Trash and No Star

本、時々映画、まれに音楽。沖縄、フェミニズム、アメリカ黒人史などを中心に。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

スパイク・リー監督『ドゥ・ザ・ライト・シング』映画評|何と「ファイト」すればこの憎しみ合いを止められるのか

警官に喉を押さえつけられ、意味もなく死亡した黒人男性たち。彼らは最後、「息ができない」と苦しみながら息絶えたという。SNSでBLM運動が盛り上がろうと、下火になろうと、評価・検証すべき「歴史」になろうと、そうした犠牲者は耐えることがない。 …

井上一馬『ブラック・ムービー アメリカ社会と黒人社会』書評|特集「ロング・ホット・サマー」10冊目

時代の後知恵とはいえ、本書に関しては、ジェンダー、もしくはレイシズムの観点からいくら値引きすべきかという問題がまずあるだろう。 例えば、エディ・マーフィの個性を評するのに「白人には見られない底抜けの明るさ」などという表現では個人の資質をあま…