ブログが開設から5周年になった。今年もバタバタしていたら、いつの間にかなっていた。毎年夏ぐらいになると、「記念企画で"私を構成する9冊"的な記事を書いてみようかな。準備しなきゃな」と思いはするのだが、秋が始まるころには忘れてしまう。今年も、特に連動した企画は用意していない。
一つには、そもそもブログの開設日が曖昧だというのがある。何がトリガーだったのか、今となってはハッキリとは思い出せないが、とにかく気付けば20代も終わってしまって、そこそこ忙しい日々の中でそれでも本を読もうというのなら、ただ読んで、終わって、また読んで、終わって、だけでは勿体ないのでは? もっと一冊一冊と深く向き合うべきなのでは? と思ったのがブログ開設のきっかけで、とりあえず!と思い、noteのアカウントを作って最初の記事を投稿したのが2020年10月24日(これは記録してある)。
ただ、当時まだあったcakesというサービスでの騒動、特にその後の対応を見ていたら、けっこう運営が根本的にアレなんだね、という話になって、はてなブログに引っ越したのが同年11月18日。で、はてなでの純粋な初投稿が同年11月22日なので、それらしき記念日が3つもある状態なのです。それで先ほど、あいだを取っていくとどこなんだろうなと数えてみると、11月8日とか11月9日あたりということで、急遽、5周年成立ということにして、Twitterで簡単な報告とお礼を述べたわけです。また、いつの間にか忘れてしまうので。
簡単にまとめておくと、この5年で取り上げた本は140冊、映画は21作(+ドラマ2作)、音楽アルバムは8作(+関連特集記事)でした。書評ブログということで始めたにもかかわらず、つい書評以外にも手を出してしまいましたが、自分なりの問題意識、文脈意識の中では、その多くが互いにつながっています。そこをうまく表現しきれていなかったとしたら、それは今後の課題かなと。もちろん、単にテーマが共通している、という以上のところで何かを感じてもらえたら理想なので、要するに一つ一つの記事をしっかり書いていくしかないのですが。
ちなみに、アクセス数は5年で(この記事を書き始める直前時点で)56,741でした。3年時点のメモを見ると20,952だったので、1日あたりだと19が31に増えました。ブログで何かを目指している人ならもう辞めてるレベルかもしれませんが、31人って目の前にいたらけっこう多いし、直近1年くらいではこれが50くらいなっているので、ギョッとする日もあるくらい。そしてやっぱり、多くても少なくても、何かしらアクセスをいただけると、それが励みになったりしたものです。一つでも記事をご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。
というわけで、せめてもの5周年企画ということで、簡単な総集編というか、「名刺代わりのおすすめ記事12選」と題し、これまで公開してきた記事の中からおすすめの記事をセレクトしてみました。とは言え自選も真剣にやるとけっこう大変なので、今回はラクをさせてもらい、はてなブログの公式さんが毎日6つの記事をピックアップしている「きょうのはてなブログ」でこれまでに取り上げていただいた記事を、記録が辿れる限りで辿り、紹介の事実が確認できたものを12個、当時付けていただいた見出しとともに並べました。
一冊の本、一本の映画、一枚の音楽アルバムと真剣に向き合う、ということがどういうことなのか、自分でもまだよくわかっていませんが、少なくともこれらの記事には、誰かがそれを感じてくれたということなのかもしれません。今後もその時々の、自分なりの問題意識で向き合った記録を残していきたいなと思いますが、最近ブレてるぞー、というのがあったら教えてくださいね。非常に助かると思います。願わくば、次の5年がまたやってきますように。
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2022年
9月
"「ヒップホップ聴くなら」と勧められた本"
2023年
2月
"千葉雅也の「具体的で、世俗的な、一発で入ってくる説明」"
3月
"同時に、「地方の」生活史でもある"
11月
"花を買い占めてくるところでボロボロに泣いた。"
12月
"小説本体の前にこの本を読むと作品の印象が違ってくるかも"
2024年
5月
"いきなり現れたお兄さんがばーっと話を聞かせてくれる感じ"
6月
"すべてが律儀に満ちたり過ぎている"
2025年
1月
"年単位の遠回りを厭わないこの眼差しはどこから来るのだろう"
3月
"良いこともした論は80年前のプロパガンダに乗せられている"
5月
7月
"プロの学者や作家、文筆家だってこんなに悩むんだ"
8月
"「書くことの哲学」と同じくらい「読むことの哲学」でもある"
9月 ※抽出漏れだったため、後日+1件とした
"「J-POP的正史」ではない、沖縄からの眼差し"