まず、「リズム」がある。「意味」はそのあとだ。それが、狭義の芸術鑑賞に当たっての基本だと、本書は言っている。 そして、そこで身につけたリズム感を広く応用していくことによって――言い換えるなら、人生を広義の芸術として捉えることによって、人生の楽…
こんなにわかりやすくていいのだろうかと、申し訳なくなる本である。 特に、本書のキーワードである「脱構築」を、フーコーの権力論に照らして解説する第3章には、「規律訓練」や「生政治」といった概念を昨今のコロナ禍に喩えて説明するくだりがあるのだが…
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